SAS(スマート アド セールス)とは2020年よりスタートした
CMバイイングの新しい形です。
具体的には様々な視聴データを元に【15秒CMを1本単位】で購入できる手法です。
放送日時、番組、本数、金額を自社のキャンペーンタイミングに合わせ、
【欲しいものを】、【欲しい時に】、【欲しい分だけ】自由に購入することができます。
今まで謎のベールに包まれていたCM1本の値段が明るみになり、
業界としては画期的ともいえるこの手法ですが、世間への浸透度はまだまだ低いのが現状です。
今回はSASのメリットとデメリットについてお話します。
自社の出したいタイミングで、必要な本数を購入できることです。
電博などの大手にCM出稿を依頼するのは仰々しいし、いきなり数千万の提案をされたらどうしよう。など不安な声を聞くこともありますがSASに限ってはその心配はないです。
バイイングするのは各企業そのものだからです。もちろん、
自社でのマーケティングで、ある程度あたりを付けてからの購入はマストですが、
これは非常に重要なメリットです。
もう一つのメリットはCMを1本放送しただけでも、
他の媒体(チラシなど)で【TVCM放送中】の文言を使えることでしょう。
TVCMは放送までのハードルが高い分、信用度も高いため、効果は絶大です。
自社で好きな時に好きな分購入できるSASですが、【いつ】【どのくらい】【どの枠を】
購入していいかはわかりづらいです。1本から購入はできますが、
実際に1本だけ放送してもインナー対策以外の効果はほぼ無いでしょう。
もちろんどのくらい購入したらいいかの、指標や参考データはありますが、
各企業にとって最適かどうかまではわからないため、
綿密な他社比較や過去の実績を多数持つ広告代理店のデータベースには
及ばないケースが多いです。