CM費用には大きく分けて【制作費】と【放映費】がありますが、
今回は【制作費】についてです。
結論からお話すると【いくらでもかけられる】ですが、
これでは具体的にいくらかとわからないので補足します。
そもそもCM制作とは何か。
CM制作は、【企画】【撮影】【編集】の3工程に分けられます。
広告主が、テレビCMで訴求したい商材・ターゲット・訴求軸を明確にした状態で
オリエンテーションを行うことで、制作をスムーズに進めることができます。
時間短縮や打ち合わせの回数を減らす事で費用削減といえなくもないですが、
企画についてはそこまで費用はかかりません。
制作費用の肝といえるのが撮影です。
「誰を起用し」「どこで撮影し」「どのように撮影するか」
ここがテレビCMの制作費用を決める一番大きな要素です。
タレントさんなのか、ユーチューバーなのか、自社の社員なのか、
タレントさんであればメイクや衣装なども費用が上乗せされます。
※タレントさんの場合契約期間が決まっていることが多いため、
CM素材を作っても契約期間後は使えなくなることが多いため確認が必要です。
大がかりな撮影ともなると事前にロケハン行ったり、宿泊先の手配などもあります。
ここでも大きく費用が変わってきます。
【どのように撮影】
ドローンやヘリコプターを使うなどすれば費用はその分かかります。
最後に編集ですが、これについても映像と映像をつなぎ合わせるだけなのかスーパーはどこまで細かく入れるのか、などかなりの時間がかかります。
さらにCGなどを使用して制作となると人手も手間も増えるため
費用がかさんできます。
このように制作費用はかけようと思えば【いくらでもかけられる】のです。
ここで大切なことは、お金をかければかけるほどいいCMができるかといえば、
そうではないということです。
PRする商材の性質、相性もあるため、
商材に合ったテレビCMを適切な予算で作ることが一番大切です。
制作費に費用をかけすぎて放映費が足りないという本末転倒にならぬよう、
予算配分は慎重に行います。
アイフォンや他の編集アプリなどの普及により
10年前の10分の1で制作ができるようになっています。
30万~1000万
撮影を伴う一般的なCM制作費用です。
1000万以上
大がかりな撮影や遠方のロケ地で、有名なタレントさんを使うなどいた場合の目安です。